第2章 丑の巻「基礎概念(用語と心構え)」前偏


基礎概念というより基本的な考え方、とらえ方です。

知識中心の基礎は既刊の他の本に優れたのが多数あります。風水を学ぶにあたり1冊で全てことをすまそうとしても不可能です。原書の漢文はわからんという方は日本語で書いてある玄空飛星派風水の既刊は勿論、新刊が出たら見つけ次第購入して熟読し併せて本書も読んでください。これでも足りません。セミナーにも積極的に参加してください。


 でなければ、ご自身で自宅や会社を鑑定しても高次元での満足のいく効果を出せません。もし、一発逆転的な開運でなく平穏無事であればいいレベルで満足と思うのは各人の自由です。それなら1冊の本だけでも正しく実践すれば、それなりに効果は期待できます。ニッチもサッチも行かない奈落の底はないかもしれません。出る釘は打たれるので幸せすぎて目立ちたくない?これも自由です。それも人の自由でよろしい。ただし2泊3日でなくとも90分1回ぽっきりセミナーでも正しく実践し続けた場合の話です。知っている分についてはそれになり発展します。ところが、いつの間にか実践しなくなっていませんか?改善しても、いつのまにか前の位置に戻って改善策がなくなっていませんか?継続することに意義があります。

 

開運したと高次元での満足できるまでのレベルに到達するまで勉強し実践する時間がないという人も多いと思います。この場合はプロの風水師に全て鑑定を任せるしかないです。ただし、人選と活用の仕方次第では不平不満のるつぼになりかねない。そうならないために本書があるようなものです。なかなか口コミで鑑定後に効果があった。サポートもしっかりしていたと信頼できる人の評価があった人にはなかなか出会えません。ですから自分で頼める風水師を見極める力をつけるには本を読んだり、セミナーに通ったりして一定レベル以上に詳しくなければいけません。新築で完成してしまえば頭でっかちなだけというわけではありません。毎年毎年1年単位の調整も必ず必要です。その際に役に立ちます。また後述のビジネス交渉シーンにも役に立ちます。

 

 風水鑑定において特殊能力なるものはありません

中卒でもまじめに学べば誰でも鑑定できます。最初から食わず嫌いで難しいと決め付けなければ満足いくレベルまで達成できます。シャーマニズム的な予知、予言能力ではありません。「1+1=の答えを2」と言って「予言があたっている。」という可笑しいことを言う人は誰もいません。風水の同じロジックを用いれば誰がやっても同じ法則で似た事象が顕現します。すでに存在するものを予知とはいいません。


 それからマスターと迄いかずとも開運を実感できないタイプをもう一つ!

よく暇な時に関心を持つ、もしくは、困った時だけ関心を持つ。風水に関する出費は、この世的煩悩を充足させてから、もしくは、お金に余裕あるときにする。・・・・これでは

マスターどころか活用すらできませんね。重病になったときに病院へ暇なときにいく、自己負担の治療費が高いからボーナスが出てから病院にいく人はいません。

運勢的重病なのかも自分ではわからない。命理および風水の定期健康診断はおすすめです。病気に手遅れはあるように風水対策にも手遅れはあります。その場合は引越しかない!でも現実的に不可能なことが多いです。そんな状況になりやすいのが暇なときとお金に余裕のあるときに風水をかじるという感覚に方です。忙しくて風水の時間がないという人に限ってこうです。本当は忙しくありません。「何かの用事があるので風水はあとで」・・・その何かがお友達との御茶飲み会です。お金がないといいながらレジャーの旅行をしています。理由にならない理由を作っているだけです。つまり真剣味がないだけです。

 風水の実施の適切なタイミングは、むしろ絶好調のときに忙しくとも時間を割いてすべきです。絶好調だからこそ良い風水師に出会えます。良い風水師ほどあなたの都合に合わせられません。他の顧客が菓子折りお中元持参でご機嫌伺いながら待っています。そこにあなただけお客様気取りでは良い出会いはありません。裁判に勝ちたいので著名な弁護士を依頼するときどうすればいいか?もう書かなくてもわかりますね。

 

それから中国発祥だから国土の狭い日本に合わないということはありません。日本において玄空飛星派の風水師の数が近年増加しつつあり、彼らが日本でも効果を確認しています。西側諸国および南半球においても確認が地元の風水師により取れています。地元というのは、ドイツならドイツ人風水師であり、イタリアならイタリア人風水師です。建築設計士でもある割合は日本よりはるかに高いようです。

 

前置きはこのへんにして、それでは本題に・・・

 

 

中国五術の一つとしての風水

 

 中国五術は下記の分野から成り立っています。

 

命(めい)・・・誕生日による四柱推命、紫薇斗数など。命理と表記される場合があります。

卜(ぼく)・・・断易など機会をみて近未来を判断する術。

相・・・人相、手相など形状から判断する術

医・・・中国医学、漢方

山・・・仙道・密教

 

風水は上記の相に分類されます。五術なのですから占いというより術というべきでしょう。

マスコミやインターネットでエンターテーメントとして分類される「占い」とは一線を画します。人生に関わること、天地の法則に関することをエンタメ分類とはおかしなことです。

それから医が入って意外に思われる方もおいでかと思います。漢方の本などで四柱推命などの五行と同じ理論が出てきます。無理やり五術の範疇に押し込んだわけではありません。

 

命(めい)に誕生日による術として四柱推命と紫微斗数を代表としてあげました。実際は、それぞれにも風水はあります。たとえば奇門遁甲は方位の術として一般に知られています。これも実際は、命としての誕生日による術も風水もありますし、卜(ぼく)もあります。

 したがって上記の解説は一般に日本において知られ方による分類です。

誕生日による術の「命」を命理ということも多いです。

 

風水において全て陽と陰に2分割することから始まります。

たとえば、人の住まいの風水は陽宅といいます。 お墓の風水は陰宅といいます。家相、墓相は気学の用語で風水では使いません。

風水鑑定では、お住まいのパワースポット化で活用されがちです。 やっぱり生きている自分の方がだいじ?別に悪くはありません。 でも、神棚、仏壇も陽宅の一部なので神様とご先祖様からは離れられませんね。

生きている人の運勢にも実は陰宅も関係があるのです。 陰宅が吉相なのでご先祖さんが霊界でランクアップするわけではありません。 子孫繁栄は、お墓の風水、すなわち陰宅が吉相かどうかにかかわっています。 日本においては、行政管理の墓地購入はクジになり、自分の希望ではなかなか選ぶことができません。

私的な墓地には時に線路脇、道路沿い、住宅街近くの場合があります。 それより仙台市で言えば葛岡墓地のような郊外の住宅街からある程度距離があるところを選ぶと いいでしょう。 クジ運がよければ後方の坐が安定し前方が明るく開けていて景色が良い区画が葛岡墓地にはあります。 でも、そのような区画に凶相の墓石があったりして残念です。

 陽宅、陰宅という呼び名は「生」を陽に「死」を陰に区分したことによると思われます。 陰宅は特定の宗教は関係なく鑑定できます。自分自身の家の宗教宗派でよいのです。 ちゃっかりお葬式のときだけの仏教信者、お坊さんとは両親の回忌供養のときしか会っていない。 そのことと風水とは関係ありません。神棚と仏壇はどの部屋にどの方位に向けて設置すればいいのか だけです。神棚のお札は1年に1回あたらしいのにする。 そのあとの「古いお札には邪気が」ということは、風水でなく宗教の問題です。 そして、風水は宗教ではありませんので自分が何を信じていようが無宗教でも鑑定方法は全員同じに なります。

 

季節にも一陽来復という言葉があるように夏至と冬至を境に陰陽のバランスが変わります。

これは太極マークのデザインに表現されています。

 図省略

二極ということであって陽がよくて陰が悪いということではありません。

なので「男」が陽で、「女」が陰と区分するのは男尊女卑ではないのです。

陽がなければ陰がありません。まったくの陽、まったくの陰というのもありません。

陽があるためには陰は必要不可欠です。その必要不可欠が悪いはずがありません。

陰陽において陰が良くないというのは住まいが陽なのに陰の気が強ければ住まいにふさわしくないと いうことです。逆に墓地は「陰」なので線路沿い、商店街にある場合は「陰」であるべきなので 「陽」はふさわしくないので凶ということになります。

 

陰が0のまったくの陽はないと書きました。

具体的には、お住まいにおいて寝室は休むところです。日当たりが良すぎたり、夜もにぎやかな 商店街にあれば音がうるさいことあり安眠ができません。 このように陽のなかにも陰の要素がなくてはなりません。 換言しますと「間取りに従って寝室は陰よりに玄関は陽よりにバランスを取ればよい。」ということ です。

 

陰と陽そのものに吉凶はありません。

あるのはケースによってふさわしいバランスで陰陽が同時に存在しているのが吉と言えます。 リビングは寝室と違い「陽」の割合を多くとる必要があります。ただし南面全面ガラス張りでカーテン もなければ「陽」に傾きすぎストレスの多いリビングで凶となります。

 先ほどの寝室の事例では「陽」より「陰」の割合が多くあるべきなのに日光、音などの「陽」に 分類される方が多いと睡眠不足になり凶となります。

 

陰陽ときたら次は五行の話が順序かも知れませんが教科書的では面白味がないので、

次は風水固有の基礎概念です。五行も聞いたことがない人もご安心ください。ちゃんと説明は直ぐ あとで出てきます。


時とともに変化する概念

 

 時の経過とともに気は一定の法則に従い強くなったり弱くなったりするという概念、一般に強くなると吉、弱くなると凶の事象が現れるとする。

この時空による変化を風水では理気(りき)と言っています。具体例は次章に譲ります。

理気は不可視です。見えませんが鑑定という形であらわすことができます。 電波とテレビもしくはラジオのような関係です。 電波がみえないから放送はあり得ないという人はいません。 同様に理気は確認できないといって信じないのは放送を電波が見えないから鑑賞できない と言っているのと同じです。

 

中国の術においては「神」は目に見えない物の意味で英語GOTではありません。

たとえば、四柱推命での喜神は、神社のご神霊のようなものでないのです。 忌神は悪魔ではありません。 誕生日から割り出された干支の命式においては“目にみえない”生命エネルギーの代名詞です。 良い働きをするのを喜神、悪い働きをするのを忌神といいます。

 命式から大運が導きだされます。終わった過去の大運は無くなったとは考えにくいところがあり、 難しいところです。

 

 だからと言って、科学者のいう相対性理論と量子力学における時間論争は、 ここでは関係ございません。 東洋的な時間の経過理論であり「㎝の洋服」と「尺の和服」は寸法において同一に論じられないと 同様です。相対性理論的に過去の風水は存在するなどという風水師はあったことありません。 タイムマシーンに乗って過去のよかった時期に戻れりわけありません。 また量子力学のかたを持つものでもありません。

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