「向星到水」とは向星(水星)が、家の“向”に正しく位置している格局のことです。

 玄空飛星派風水における「向星到水」とは

「向星到水」とは、
向星(水星)が、家の“向”に正しく位置している格局のことです。

すなわち、

  • 向facing(建物の正面、玄関側・道路・水辺のある側)に向星が臨み、

  • その方位に水(川・池・道路・開放的空間)が存在している状態。

これは、「財が流れ入り、人が栄える」という、非常に旺盛な財運格局になります。



🌟 向星と水の関係

星の種類 主な象意 良い環境
山星 人・健康・家族・安定 静・山・背後
向星 財・名誉・商売・社会的繁栄 動・水・前方

つまり、
向星は「動」「流れ」「開放」によって活性化する星であり、
「水方(道路・川・広場など)」に臨むことで、
外界との交流・金銭の循環・ビジネス運を高める働きをします。

この「星が位を得た」状態こそが、
「向星到水」です。


💰 向星到水の象意(意味)

分野 吉意の現れ方
財運 商売繁盛・事業拡大・投資運好調・顧客増加
名誉 評価や信用が高まり、外部から認められる
社交運 人脈拡大・良い情報・契約や取引の成功
家運 家に活気があり、家族が積極的に活動する

特に、向方に清らかな水の流れがある家は、
「財が流れ入り、滞らない」として非常に縁起が良いとされます。


⚖️ 山星到山との対比

格局名 主な効果 象意
山星到山 人の安泰・健康 「内」が安定し、家庭円満
向星到水 財運・社会繁栄 「外」が活発で、事業繁栄

つまり、
山星到山が“人の幸せ”なら、向星到水は“財の幸せ”
この2つが同時に成立すると「双星到向・到山」と呼ばれ、
最上級の吉宅とされます。


🔮 第九運(2024〜2043年)との関係

第九運は九紫火星(五行が「火」)が支配する20年間。
「情報・光・女性・美・発信力」の象意を持ち、
外向的な活動が運を開く時代です。

このため、第九運において「向星到水」は非常に相性が良く、
以下のような効果を発揮します。

🔹 1. 火の気が“水方の動”を活性化する

九紫火星の時代は“外に出る力”が強まるため、
向方に道路・川・開放空間など「動き」のある環境を置くと、
情報発信・商売・人気運が大きく伸びます。

→ 特に南向きの家で向方に水がある場合、第九運では財運最旺。

🔹 2. 女性中心の繁栄

九紫火星は「中年女性・情愛・美・華やかさ」を象徴するため、
この格局では女性の成功・社会進出・人気商売が強く出ます。
美容・デザイン・芸術・メディア関連など、
“見せる職業”と非常に相性が良いです。

🔹 3. 財運の循環が早い

「水は財」と言われるように、第九運の向星到水は動的財運
入るのも早く出るのも早い傾向があります。
→ 維持するには「水の清浄・流れの方向(入財・出財)」に注意が必要です。


🏡 家相上のポイント

  1. 向方(玄関側)に水の象意を置く
     池・噴水・道路・川など「動く水」や「開けた空間」が吉。
     鏡やガラスも水の気を補う。

  2. 水の流れが家に向かう形が理想
     水が家に流れ込む(入財水)構造が最吉。
     逆に水が背を向けると「漏財水」となり凶。

  3. 光と風の流れを通す
     第九運では火の象意が強いため、
     向方を明るく、通気の良い空間にすることが大切。


✳️ まとめ

項目 内容
名称 向星到水(こうせいとうすい)
意味 向星が水方(向方)に臨む吉格
主な吉意 財運・名誉・社交運・商売繁盛
第九運の相性 九紫火星(火)と好相性。情報・外向的活動が栄える
注意点 水の流れが家に向かうこと(出財水は避ける)


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