「山星到山」とは? 風水第九運
🏔 玄空飛星派風水「山星到山」とは
「山星到山」とは、
山星が坐(背後・静地)に正しく入っている、
つまり「星がその本位を得ている」理想的な格局を指します。
玄空飛星派では、
-
山星=人・健康・家族の安定
-
向星=財・仕事・外の繁栄
とし、
それぞれが正しい場所に配置されることを最上吉とします。
そのため、
「山星到山」は「人が安泰し、家族が和合する吉宅」
と称される格局です。
🌠 山星到山の象意(意味)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 健康 | 住人が心身ともに安定し、長寿の象。 |
| 家庭運 | 家族の結束・信頼が強く、家庭不和が少ない。 |
| 住人の気運 | 精神的充実・落ち着いた生活・内面の幸福を得やすい。 |
| 社会的評価 | 家族の信頼感が外にも伝わり、名誉や信用を得やすい。 |
🔮 第九運(2024〜2043年)との関係
第九運は「九紫火星」が主宰し、
五行では火に属します。
時代の象意は「光・情報・女性・美・精神性の発展」。
この運期において「山星到山」は、
次のような特徴と作用を持ちます。
🔹 1. 南方(九紫)のエネルギーが後押しする
第九運では南方が旺地となり、
もし南方に山星があり、かつ背後が静かな構造なら、
「山星到山」の吉意が最大化します。
→ 家の背後に高台・塀・林・建物などがあり、
落ち着いた空気があると、
家族が内面的に充実し、精神性・芸術性・人間関係が円熟します。
🔹 2. 「火」と「山星」の調和
山星は「止」の性質、
九紫火星は「動」「明るさ」の性質です。
火が強すぎると落ち着きを失いますが、
静かな山方で山星が到山していれば、
火の活動性を適度に抑え、
「温かく安定した幸福感」をもたらします。
→ 精神面での安定、家庭内の情の深まりが見られます。
🔹 3. 女性運・母性運の上昇
九紫火星は「中年女性」「情愛」「華やかさ」を象徴します。
この運では、山星到山の家に住む女性ほど、
家庭内の中心的役割を果たし、
人を導く立場に立ちやすい傾向があります。
🏡 風水上でのポイント
第九運で「山星到山」を活かすには、
以下の条件を整えることが理想的です。
-
坐(背後)を静かに保つ
窓を開けすぎず、背後に安定感のある構造を。
→ 背後の山・建物・塀・樹木などが吉。ほどよい高さで -
寝室を山星のある方位に配置
山星が旺地にある部屋で休むと、人運・健康運が強化。 -
明るさと静けさのバランス
第九運では“光”が象意に含まれるため、
山方は「柔らかな明るさ」程度が理想(過照は凶)。
⚖️ 「山星到山」と他格局の比較
| 格局 | 星の状態 | 意味 |
|---|---|---|
| 山星到山 | 山星が山方に | 人運・健康吉 |
| 向星到向 | 向星が向方に | 財運・社会運吉 |
| 山星下水 | 山星が水に臨む | 健康・人運に凶 |
| 向星上山 | 向星と山星が逆転 | 人財ともに損 |
理想は、「山星到山」「向星到向」が同時に成立する家(双星到向・到山)ですが、
第九運では「山星到山」単体でも人運面の安定が非常に強調されます。
✳️ まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 山星到山 |
| 意味 | 山星が本来の山方に入る吉格 |
| 吉意 | 健康・安泰・家族和合・精神充実 |
| 第九運の特徴 | 火の時代に調和し、家庭内の温かさ・中年女性運を高める |
| 注意点 | 山方の動きを避け、静けさを保つ |

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