巒頭と理気につて
巒頭(らんとう)とは
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意味:「巒」は山岳や峰を表し、「頭」は形勢・形相のことを指します。
つまり、山や川・地形・土地の形勢を重視して吉凶を判断する学問が「巒頭風水」です。 -
別名:形勢派・形法とも呼ばれます。
特徴
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山の形(龍脈と呼ばれる山脈の連なり)や川・土地の高低差など、自然地形の形状を観察して吉凶を判断する。
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墓地(陰宅)や住居(陽宅)をどこに置けば良いかを、山水の勢いと気の流れによって決める。
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龍・穴・砂・水という「四大要素」を重んじる。
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龍:山脈や地形の流れ
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穴:気が集まる中心点(墓や家を置く場所)
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砂:穴を囲む山や丘
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水:川や湖、または水の流れ
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理気派との違い
風水にはもう一つ大きな体系である「理気派(りきは)」があります。
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巒頭:地形・地勢・形に基づく判断(目に見えるもの)。
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理気:方位や時間、五行・八卦などの理論に基づく判断(数理・理論面)。
伝統的な風水では、この二つを合わせて用いるのが正統とされます。

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