第5章 辰の巻「日本に多い南向きの建物を中心に」後偏

 

星の配置図その2

 


さて、今度は

子山午向

癸山丁向

2方向です。


今度は、避けるべきでより取り入れるべきに比重を置きます。

私は今まで学んだことを咀嚼してこう鑑定してきた体験談でもあります。

この2方向は、星の配置は同じです。

前述同様に今の段階では子山って何?癸山って何?わからないまま進んで大丈夫です。

 

東南

 

 

西南

 

 

西

 

 

東北

 

 

西北

 

建物の後方(北)からみて建物の角度が172.5度以上202.5度未満です。

午(うま)と丁(ひのと)の2方向の合計範囲です。

 

  星の配置図は、飛星図もしくは飛星チャートと言います。本書では、始めての方でも戸惑わないよう平易な表現に努めていますので星の配置図を書いてあります。

 

まずは、前の星の配置図1のおさらいです。

求める物件の間取りは、2023年までの短期契約の賃貸物件なのか?

それとも生涯ずっと住み続ける予定の物件なのか?一戸建ての新築、会社で言えば本社を自社ビルとして新築するのかなどを考慮すべきと判断しています。

 

前者の短期賃貸契約物件でしたら断然!南に玄関です。

なぜならお金に関する水星は、玄関で活躍するからです。ただし、この場合は同じ南にある山星8は活動しません。自宅内に山があるわけがない!という固い思考回路の方は頭を柔らかくして発想の転換をする必要があります。

 あくまで風水用語での「山」であります。定義が国語辞典ではありません。

 

 

 玄関は人の出入りが多いので水星の方が優位になります。何故でしょう?

自然界の水でなく、あくまでも五行が「水」で気の流れだということです。

自然界の水のような働きがあるので代名詞として「水」と命名されていると考えると納得されるのでは?水は流動体ですから同じところに留まりませんし、方向性も周辺環境次第で決まっていません。この働きと同じ気の流れを風水で「水」と定義しています。動くものは「水」です。お部屋に扇風機があれば回転しているので水星の働きを強めます。

 

【ポイント】

用語の定義を正しく理解する!

 

一つの方位で水星も山星もどっちも活性化はできません。

どっちに重きを置くかは自宅なのか会社なのか考えて間取りを活用する必要はあります。

このあたりが学習のポイントであり、鑑定を受ける場合のポイントです。

 

 すでに玄空飛星派で鑑定して満足していない方は、ここが抜けている可能性があります。

さらに勉強して前に進まず不信感を募らせて停滞していてはいけません。

折角ご縁あって巡りあった中国伝統風水です。疑問を持ったまま頓挫しないで頑張りましょう。

 

 

以上ですが、鑑定できるほど解説はしていません。

・・・というのは、玄空飛星のゲの字も知らない方対象に玄空飛星派風水というのがあってこんな感じですよと紹介しているページだからです。今まで玄空飛星もしくはフライング・スターと聞いてもスルーされた方が本書で興味をもたられ鑑定の仕方について学びたい意欲が出た方は日本語でも既に出ている本でご覧になってください。1~2冊で用が足りるということはありません。もしくはインターネットでセミナーを探すことができます。

セミナーは質問もできるし終了後の夕食会がある場合が多く受講生同志の意見交換ができるので勉強の進捗が早くなります。

 前述の関西弁トークにあった替星もしくは空亡線に入るかは方位磁石で正しく測れないといけません。都会ほど電線などの周囲の環境で正確でありません。方位を変えて測定して計算上の差が90度ぴったりにならなければ方位境界ぎりぎりの鑑定で問題される空亡線、替星の正しい判断は難しいです。該当する可能性ある場合は出費がきついかもしれませんがプロの風水師に頼んだ方がよろしいです。現地にもこないで図面だけで家相占いをしてもらった方には異次元の世界かもしれませんね。でも、これが普通のレベルであるべきなのです。

 

 また英語堪能な方はアマゾンから英語でフライング・スター風水ということで日本語の本よりたくさん出回っていますので入手されるといいでしょう。和訳より英訳の方がかえってわかりやすいかもしれません。

 たとえば向はFacingです。「人間でいう顔にあたるのか!」で理解度アップですね。

英会話堪能な方は海外で受講の機会ありますよ。

  空亡線、代替チャートについては他の本に書いてあります。本書では割愛します。

方位区分の境界直近の方位とだけ解説しておきます。

 

 

 

 


 

 

 

次の章に進む前にコーヒーブレイクの時間

 

【コラム】風水と個人の命運の関係

 

 会社の経営者は大勢の従業員の生活に関わりますから絶対的基準で吉格の風水のところに住んでほしいものです。四柱推命で貴富格の場合は、そのような風水の物件は見つかりやすいです。貴格認定は身分が高くリッチである必要はありません。事例としてノーベル賞とっても特許を取らない研究一筋タイプです。もしくは民間企業研究所在籍の場合は給与なので会社がリッチになるだけです。貴でなく富格はリッチな事実だけでもしやすいです。中卒で一発逆転の商売繁盛がこのタイプです。(※中卒を軽蔑しているわけではありません。)貴がないので銭ゲバといわれても富格です。

 四柱推命に詳しい方は知識の印綬星とお金の財星の相剋関係で納得いくかと思います。

高学歴貧乏という話題があるのもこのためです。学者にふさわしい風水は財の水星でなく建物の坐が安定し良い山星の研究室なのですから実力に似合った収入は得られづらいところがあります。とはいえ実力に似合ったということでお住まいが所謂ウサギ小屋レベルなのはないはずです。一般サラリーマンからみれば相対的に豪邸ですよ。でも大学の講師の場合は本当に貧乏で高学歴貧乏の典型が多いようです。せめて風水で標準的な給与がえられるようになって欲しいものです。愚痴を言っても大学で給与をあげるということはありえません。風水を活用すれば、出来たてで無名の大学から助教授としてスカウトされれば学歴別賃金センサスで全国平均ぐらいは得られるでしょう。


>>>次は第6章です。作成中

コメント

このブログの人気の投稿

「2026年 丙午 × 第九運  健康象・事故象の詳細整理(四柱推命+玄空飛星)」

玄空飛星派風水における「向星上山」とは

東北が正面の新築、ケース「向が丑の風水を解説」