第5章 辰の巻「日本に多い南向きの建物を中心に」前偏
日当たりばっちりの南向きの風水について実用的に解説します。
北の方から南を見て(※1)建物の方位を測定したときコンパスの数字が下記の範囲が風水でいう南向きといいます。ただし、南周辺が開けて明るいなどの諸々の風水定義の「向」条件があればです。
本著では専門的にならず平易な表現を心掛けますので24方位のうち南の3区分を東から西へ(北を上に時計回りに)順に南1、南2、南3と表記します。既に勉強されてご存じの方のために( )内に風水の方位測定道具で羅盤と呼ばれる道具で表記されている文字も併記しておきました。わからない場合でも調べないで読み進めても、その場でわかり大丈夫なように解説いたします。
本書では(※2)コンパス(方位磁石)を用意していただければまにあいます。
高価な風水羅盤は不要です。
南方位図
南1(丙) | 157.5度以上172.5度未満 |
南2(午) | 172.5度以上187.5度未満 |
南3(丁) | 187.5度以上202.5度未満 |
| 風水で方位を測る羅盤 |
※1建物方位
中心から玄関の方位ではありません。家全体の向きです。
これを坐向といいます。
坐向について→○○ページ
※2コンパス(方位磁石)
文房具店で販売しているコンパスではいけません。たとえ風水と名称を冠していても
使えないのがあります。具体的には次のページを参考にしてください。
コンパスの使用方法→○○ページ(推奨コンパスの紹介含む)
ブログでも通販サイトにリンクして推奨コンパスが買えるように紹介してあります。
URLは→ 「甘くてくつろげる飴風呂で開運日記」で下記記事
http://ameblo.jp/hakuryu88/entry-12173107130.html
月別検索では2016年6月で出てきます。
同じ向きでも建築年により風水が違う
同じ南向きでも上記のとおり3方位に区分され建築年により風水が違います。
この建築年は20年ごとの単位で現在は2004年から2023年の第8運という期間に入ります。2024年から20年間が第9運になり、次の20年が第1運です。
表にすると下記のとおりです。
|
第7運 |
1984~2003年 |
|
第8運 |
2004~2023年 |
|
第9運 |
2024~2043年 |
※ 第1運から始まり第9運になったら第1運に戻り循環します。
本著では現在の第8運と直近の未来の第9運だけに焦点を絞り解説していきます。
よって第1運から第5運は歴史的か、かなり古く件数が少ないので省略します。
第6運と第7運は、まだ沢山の建築物が存在します。本著ではページ数の関係で省略いたしました。
方位ごと上記の年代で吉凶が違います。特定の方位、たとえば、東北、西南は何百何十年経過しても凶方位ということは中国伝統風水ではありえません。つまり、築年や間取り次第で東北向き、西南向きでも吉となるお住まいを建築できるということです。
これはありえないという占いがあるとすれば、このロジックが欠如しているということになります。
第8運において南向きの風水において星の配列を2つ紹介します。
第一段階では、先ずは、この2つのチャート図だけを考えてください。
関西の方からこんな声が聞こえてきそうですが・・・
『あの~ぉ?ある風水師から「替星図に該当するやで!」と言われましてな!』
「向が空亡線に乗ってはると言われましてな!あきまへんか?「家内が南に置いたダンベルを“いらうな!(触るな)“と怒るのですがどういうわけどすか?」
とか既に鑑定を受けられお悩みの方は暫く辛抱です。
星の配置図その1
前述の南方位図で丙向だった場合は正反対側が北の壬(みずのえ)になります。今の段階で壬って何?・・・わからないままでもかまいません。丙向の反対側は壬しかないので間違いようがありませんので、ご安心ください。
風水の場合は上が南になります。間取り図と同じく上を北にしてもいいのですが、既刊の風水本はどれも南を上にしております。そろえないとかえって混乱しますね。
「指南という言葉は南を示すと書く」と覚えてください。
壬山丙向
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東南 |
|
南 |
|
西南 |
|||
|
|
5 |
2 |
9 |
7 |
7 |
9 |
|
|
七 |
三 |
五 |
|||||
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東 |
6 |
1 |
4 |
3 |
2 |
5 |
西 |
|
六 |
八 |
一 |
|||||
|
|
1 |
6 |
8 |
8 |
3 |
4 |
|
|
二 |
四 |
九 |
|||||
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東北 |
|
北 |
|
西北 |
|||
建物の北から見て建物の方向が157.5度以上172.5度未満(丙)の場合
この角度さえおさえておけば丙がヒノエと読めなくても忘れても構いません。ただし、風水師に鑑定依頼した場合は会話がスムーズに行くためには振り仮名を振っておきましょう。覚えるに越したことはありません。ヘイの方位と言っても風水師には意味は通じます。
真ん中の「八」は2004年から20年間の第8運の期間に新築である場合に適用するということです。南向きなので「三」を右に水星として配置します。右上にあるのがそうです。北が後ろになるので「四」を左に山星として配置します。左上にあるのがそうです。区別しやすいようにとのことでアラビアと漢数字を用いているだけで特別な意味はありません。
「え!水星?山星?聞いたことないし、私にはさっぱりわからない?」と言ってここで閉じる人は己の因縁に負けています。直ぐ諦めて勉強するのを途中でお辞めになるのは怠りの罪として悪いことしていなくとも神様から戒めがあるものです。
すぐ本を閉じて学ぶのを止めるのは動物霊が・・・、おっと!風水は宗教でないので、このへんにしておきましょう。
それでは本を閉じないで・・・
山星とは
各方位の左上に書いてある数字です。
おもに人に関する事象をあらわします。対人関係、健康などです。
第8運中は、8が大吉、9が中吉、1が小吉です。
→ゆえに寝室は東北におきます。山星8があるのではないか?確かに2023年まではこちらがよろしいです。でも、そのままになってしまうことが多いです。北は、お子さんはいずれ社会人になって家を出ますから子供の勉強部屋としてもいいでしょう。
水星とは
各方位の右上に書いてある数字です。
おもに財に関する事象をあらわします。
第8運中は、8が大吉、9が中吉、1が小吉です。
→ゆえに玄関が西南にあると水星9により財運を強くもたらします。2023年まで
水星8が大吉ですが後方にあると弱まること、および2024年以降は力を失い吉星で
なくなるので新築においては北に玄関を配置してはいけません。2023年までの短期賃貸
契約にするマンションでしたら超おすすめになります。
注)本書を2024年以降に手にされた方は、第8運の建物の事例であることに注意されてください。内容が理解できたら第9運の建物に応用できます。第9運チャート図は2024年以降2043年までの建築に適用になります。
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要するに、住み始める時期と住み続ける長さにより判断すると私は考えています。
初耳!秘伝の公開ですか?いいえ、こんなことは「英語のABC」みたいで知ったから何というわけではありません。本来は、新聞各紙で報道されたニュースみたいに公知の事実ならぬ公知の知恵との位置づけです。
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